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うすきプラットフォーム

うすきプラットフォームのご報告

令和7年度 第2回うすきプラットフォーム
テーマ 地域の課題「子ども子育て」
令和7年度うすきプラットフォーム第2回目が開催されました。

情報交換では市民後見人センターの齋藤氏より市民後見人養成講座の案内がありました。また参加者の報告事項でプラットフォームでの出会いをきっかけに、参加者同士を介してフードドライブ活動に繋がった好事例の発表がありました。地域や多職種が集まる場には情報も集まります。人との繋がりやすさやネットワークの広がりにこのプラットフォームが役立てられればと思います。

本日のテーマは地域の課題「子ども子育て」として臼杵市子供子育て課の荻野氏、狩生氏より事業について説明がありました。

臼杵市では児童虐待防止とヤングケアラー支援に取り組んでいます。児童虐待には身体的・性的・ネグレクト・心理的虐待があり、令和4年度の全国虐待相談件数は約21万件でした。深刻な虐待を防ぐため、妊娠期からの継続支援や、保護者への支援、地域との連携が重要とされています。ヤングケアラーは、病気や障害を持つ家族の世話を過度に担う子ども・若者で、令和6年の法改正でその定義が明確化されました。臼杵市では令和5年度に実態調査を実施し、児童の支援ニーズを把握しました。支援策として、一時預かり事業や食料・日用品提供、訪問支援などを展開し、児童虐待防止とヤングケアラーの負担軽減を図っています。地域全体で子どもたちを支える取り組みが進められています。

グループワークでは今回の講義を聞いて感じたことや地域での子育てについて何ができるかを考えていただき以下の意見がでました。
・他県から引っ越してきた気になる家庭のことが話題にでた。何か自分にできることはないかなぁと思う。
・個人情報があり地域での子育て支援は関係機関との連携が難しい。
・本人からSOSがでないと支援者側は対応が難しい。
・ファミリーサポートが必要と思う。別の角度からアプローチをしてはどうか。
・実際に子育てをしていると、子どもと2人でいるときブルーになることがある。
・紙でできる支援を書いてもごちゃごちゃしている。電子等で見られればありがたい。
・AIで質問したら回答してくれるシステムがあれば。
・事業が多く、内容が薄まっているのではないか。
・子育てについての価値観を昔から今の価値観へ変えていくべきと思う。(マイナスイメージだけでなく魅力の発信も含めて)
・子供の面倒を見たい人を集めて子育て支援をしてみては。
・ヤングケアラーの対象年齢の広さに驚いた。
・支援をしても子どもの声を直接聞くことができない。
・子育てをしていても子育てに関する情報が入ってこない。
・ダブルケアラーの課題もあると感じる。

地域での子ども支援には、個人情報の壁や支援要請の難しさがあり、関係機関との連携が課題です。子育ての孤立や情報不足も問題視されており、支援の可視化や多角的なアプローチが求められています。虐待につながる手前の取り組みとして、子どもだけでなく家族や養育環境へのアプローチが重要です。地域から気になる子育て世帯の話題が出た際には関係者に繋ぐことや、今日の意見の中から子育てに関する価値観を伝えるという事もそれぞれが「できること」なのではないかと思います。

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