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うすきプラットフォーム

うすきプラットフォームのご報告

令和6年度 第6回うすきプラットフォーム
テーマ 「事例検討 意思決定支援」
令和6年度うすきプラットフォーム第6回目を開催しました。
 
令和6年度うすきプラットフォーム第6回目を開催しました。
 
今回は医療分野について事例検討3回目を行いました。テーマは意思決定支援についてで、コスモス病院連携室の御手洗氏より事例の紹介がありました。
 
事例は家での看取りを希望する終末期の本人と、疎遠となっていた姉の意見で病院での看取りとなった事例で、本人が亡くなるまで行った支援について話をしていただきました。この事例について、本人が望む支援ができたかどうかについて各グループで話し合いをし、次のような意見が出ました。
 
・疎遠になっていた家族に何とか連絡を取ろうとした支援者の姿勢が良かった。
・家族と連絡が取れた時には本人の意思を再確認できなかったことが残念。
・家族とは疎遠と聞いていたが関係性は悪くなったため、もう少し早めに連絡が取れていれば良かった。
・親から家を守るように言われていた本人の想いと、一人で亡くなるのは可哀そうと考える姉の想いの共有ができれば良かった。
・本人は家での看取りを希望していたが、姉の意向もあり病院での看取りとなった。様々な状況から病院での看取りで良かったのではないか。
・亡くなるときに姉から本人に対するねぎらいの言葉があれば良かった。
・関係機関と早めに相談しACPを作るなどの取り組みができればもっと良かった
 
意思決定支援はどの福祉分野でも重要なことで、本人、家族、支援者、関係者それぞれの価値観や倫理観を共有することが必要だと思います。
 
御手洗氏より医療用語の解説もあり、実際の支援の現場をイメージできる貴重な機会となりました。また、課題に対する正解がない医療現場での支援の中で、医療ソーシャルワーカーが何を大切にしながら日々対応しているのかを知ることや事例を通し、他機関が普段どんな仕事をしているか垣間見ることができたと思います。
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