本文へ移動
わたしたちは、民間福祉組織としての「自主性」と、
広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。
わたしたちは、民間福祉組織としての「自主性」と、
広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。
わたしたちは、民間福祉組織としての「自主性」と、
広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。

社会福祉法人臼杵市社会福祉協議会からのお知らせ

令和4年度 第10回うすきプラットフォーム
テーマは「臼杵市の子ども・子育て施策について」


10回うすきプラットフォームが開催され、今回のテーマは、「臼杵市の子ども・子育て施策について」でした。

 

今回のミニレクチャーでは、臼杵市子ども子育て課の首藤 豊武 課長代理より、子ども・子育て施策について、以下のような情報共有をいただきました。

 

臼杵市には「ちあぽーと」という子ども・子育て総合支援センターがあります。全国的には「子ども・子育て世代包括支援センター」と呼ばれる機関の設置が法定化されていますが、臼杵市では法定化される以前から、このセンターを設置し、「妊娠期から切れ目なく安心して子どもを産み育てられる子育て支援」を目指してきました。

 

臼杵市での出生数は、令和3年度には142人と年々減っており、こうした子育て支援の充実が欠かせない現状にあります。「ちあぽーと」という愛称は、公募で決定しており、応援するという意味の「チア」と、港を意味する「ポート」を合わせた造語となっています。市民も含む臼杵市全体で、子育てを応援し、臼杵っ子を育んでいくための拠点となっています。

 

場所は、臼杵市役所隣の別棟(旧法務局)となっていますが、親子で自由に来所して遊ぶことができ、保育士や臨床心理士等の様々な専門職も常駐しているため、子どもが遊んでいる間に相談や行政手続きを行うことができます。市役所の別棟であり、プライバシーに配慮した相談室も整備されているため、育児に関する不安等を相談しやすい環境となっています。

 

また、市内にある子育て支援拠点(現在、4カ所)や学校・病院等の様々な関係機関との連携も行っており、妊娠前・妊娠中(プレママ、プレパパ)・0歳から18歳までの切れ目ない相談支援が可能になっています。なお、母子手帳アプリ「母子モ」が全国的に展開されていますが、臼杵市では「うすき石仏ねっと」と連動させた「ちあほっと」というアプリにより、予防接種と乳幼児健診結果といった成長記録をサポートしていることも特徴の一つとなっています。

 

臼杵市では、移住・定住施策にも力を入れていることから、子どもや子育てに関する医療費助成等も充実させています。(詳しくは、資料をご覧ください)

 

今回の情報共有を受け、参加者で「それぞれの機関が、子どもの未来のためにできること」についてグループワークを行いました。

 

それぞれのグループで話し合った内容を全体共有した際には、「病院の医療ソーシャルワーカーを学校のスクールソーシャルワーカーとして派遣している」、「子どもたちの環境は、親の理解等に大きく左右されてしまう。」、「不登校や引きこもり、発達障がいも増えており、発見後の対応が重要。」、「社会教育分野は、住民一人一人の活動や学びを後押しする役割のため、地域をつなぐ必要がある。」、「出生数は少ないが、年間200名ほどの移住者がおり、子育て世代が多いので、移住・定住に力を入れることが重要。」、「認知症施策においてもキッズサポーター養成も行っている。」、「高齢者対象の支援機関であっても、実際には家族と接するため、ファミリーサポートの視点が求められる。」といった意見が発表されました。

 

まとめとして、「子ども・子育て分野ではなくとも、地域を含む“人”を中心に据えて考えれば、全てはつながっている。分野を超えて、子ども達の未来のために活動する意識が重要であり、連携することによって複合化、複雑化した困りごとに対応が可能になる。」ということを、全体共有することができました。

 

次回のプラットフォームでは、「孤独・孤立対策」をテーマに、ミニレクチャーとグループワークを予定しています。

 

【配布資料】


「ちあぽーと」パンフレット

TOPへ戻る