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わたしたちは、民間福祉組織としての「自主性」と、
広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。
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広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。
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広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。

社会福祉法人臼杵市社会福祉協議会からのお知らせ

令和5年度 第2回うすきプラットフォーム
テーマは「日本の人口動態」と「暮らしの変化」
令和5年度の臼杵プラットフォーム第2回目が開催されました。

新たに参加した機関の紹介ののちに、臼杵市福祉課より「臼杵市地域自立支援調整協議会」という障がいのある方の暮らしをサポートする協議体での活動についての情報提供がありました。「災害が起こったときに障がいのある方や、サポートしてくださる地域のための災害ハンドブック」という冊子で作成したとのことです。様々な障がいがある方の特徴や配慮の仕方、避難時のポイントについてわかりやすく書かれています。ハンドブックが気になる方は市役所福祉課までお問い合わせください。また、臼杵市では平成29年から「カラフルカフェ」という取り組みが展開されており、年齢・性別や障がいの有無に関係なく過ごすことができるカフェがあるとのことです。いくつかの場所で開催しており、配布資料に日時と場所が書いているので気になる方はご確認ください。

 このように、このプラットフォームでアナウンスすれば、幅広い分野に対して広報周知ができることも大きなメリットです。また、参加した方だけが得た情報になってしまわないよう、所属機関において伝達したもらうことを参加者に依頼しています。伝達を受けた方も、このホームページを見てもらえれば概要やプラットフォームの雰囲気が伝わるように努めています。

 今年度のプラットフォームのテーマは「うすきの未来を考える」ということで、今後予想される臼杵の状況をどうしていくのかを様々な機関の方々と一緒に考えました。このプラットフォームは、事務局を担っている社協や行政が方向づけして進めるのではなく、どんな内容の検討が必要かといったプロセスを重視し、グループワークでの検討によって運営しています。

 今回は、「日本の人口動態と暮らしの変化」というテーマで地域力創生課より情報共有が行われました。先月、26日に公表された国立社会保障・人口問題研究所による新たな全国将来人口推計について共有したうえで、臼杵市が令和2年に策定した人口ビジョンを確認しつつ、人口減少等の社会的な変化によって、今後の臼杵の実状についてどういった課題が予想されるかの例について共有し、グループワークを行いました。

 グループワークでの議題は、「人口減少により私たちの暮らしに、どんな影響や変化が起こるでしょうか?」、「それぞれの立場や経験を踏まえ、今、何ができるでしょうか?」という2つのテーマが提示されました。
それぞれのグループでの協議が進んでいき、全体共有の際に以下のような意見が出ました。
・感染症によって、子ども園で子供の緊急的な対応になったとき、親が迎えに行きたいけどいけないといったことがあった。子ども園では子供を病院へ送れない。親と子ども園それぞれの立場で、できることとできないことがある。すぐに解決策を見つけるのは困難であるが、今後はなにか手立てや機能の掛け合わせが考えられると良い。
・高齢者サロンのまとめ役や地域の区長、福祉委員など地域の担い手が減少することが考えられる。そのため、地域で暮らしていく人達が自分の地域での役割を意識してもらうことや、今ある役割から踏み越えたことを考えてもらう。
・若者や高齢者の負担が大きくなる。必要な時に必要な人がいなくなる。人材が不足してくる。高齢者が働けるところがまだ少ないという課題もある。人材不足解消のために行政の方と協力して助成や補助を通して人材育成、人材確保していく。
・少子高齢化のほかに未婚の人たちが増えている。そういう人たちの今後を考えると後見制度などが必要になってくる。コンパクトシティにしてはどうか。
・災害が起きた時に見守りが必要な人が多くなってきている。今後見守れる人を増やすことや関係者内での仲間づくりが必要になる。
・区が消滅していくことが考えられる。民生委員や区長の担い手の負担が大きく続ける人がいなくなってきている。今後は一人の役割や区自体を結合していくことが必要になる。
・民生委員や児童委員のみでは地域を救えないので、住民それぞれが健康維持をできるようセルフケアを身に着けることも必要。

 各グループともに、“課題の解決は単独ではできない”という点において共通しているように感じました。そして人口減少によって影響を受ける「人」だけでなく、人が住む地域といった「場」についても考えていかなければいけないことを再確認しました。また、今まで通りの「やり方」ではなく、社会全体の変化による「臼杵市への影響」に対応するために、まずは分野を超えて連携していける「新たなシステム(仕組み、仕掛け)」が必要になることや、どんな検討が必要になるかを絞り込みながら、分科会を設定して話し合っていく体制づくりを進めていくことを全体共有しました。


【配布資料】


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