本文へ移動
わたしたちは、民間福祉組織としての「自主性」と、
広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。
わたしたちは、民間福祉組織としての「自主性」と、
広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。
わたしたちは、民間福祉組織としての「自主性」と、
広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。

社会福祉法人臼杵市社会福祉協議会からのお知らせ

令和4年度 第7回うすきプラットフォーム
テーマは「臼杵市の医療と介護の連携」

 

第7回うすきプラットフォームが開催されました。

今回のテーマは、「臼杵市の医療と介護との連携」です。臼杵市保険健康課の遠藤 征夫 課長代理より在宅医療・介護連携の取り組みについての説明、臼杵市医師会立コスモス病院の竹村 仁事務長より実際の病院での取り組みについて説明を受け、参加者でグループワーク形式での意見交換を行いました。

 

 臼杵市では、2012年より全国に先駆けて、医療分野と介護分野の連携を進めています。大きく分けると、行政と連動して政策面に関わる「臼杵市Z会議(Zは在宅の頭文字)」を軸に、ICTネットワークである「うすき石仏ねっと」の運営が進んでいます。うすき石仏ねっとでデジタルのネットワークを作り上げる過程で、多職種・多機関によるリアルなネットワーク形成が行われてきました。また、令和3年度からは、相互理解に基づく多職種での連携を広げるためのチーム「みらいとりんく」も創設しています。この名称には、「未来に向かって、気楽な関係性の中でつながっていく」という思いが込められ、臼杵市民の安心な暮らしを支えることを目的とした分野を超えた協働も始まっています。

 また、臼杵市に暮らしていても「医療」や「病院」について、知っているようで知らないことも多く、竹村事務長からのお話で、コスモス病院が担っている役割をしっかりと理解できる機会となりました。

コスモス病院は、「急性期病院」として急性疾患や重症患者を24時間体制で治療する病院であるとともに、佐伯市・津久見市を含む「災害拠点病院」でもあり、有事に備えた訓練も行われています。また、「地域医療支援病院」として、他の医療機関から紹介された患者への治療の提供、医療機器の共同利用、救急医療の提供、地域の医療従事者に対する研修の実施について、医療法で定められた機能を果たしています。「コスモス病院に直接行っても、紹介がないと診てもらえない。」という声を耳にすることもあります。地域の医療を支援する病院という役割ゆえのデメリットかもしれませんが、市内に救急対応ができる病院がある、MRIなどの高額な医療機器を使った検査を身近な病院で受けることができる等のメリットの方が上回っていると感じました。

臼杵市に暮らしていると、ついつい当たり前のことのように感じてしまいますが、いつ病気やケガをするかは予想できないため、身近に安心できる医療や連携の体制が整っていることを再確認し心強く思いました。

 

意見交換では、「コスモス病院の中に歯科衛生士など多様な職種がいることに驚いた。」、「医療ソーシャルワーカーの数が多く、手厚い相談支援の体制があると感じた。」、「医療機関として様々な役割を担っている一方、医師一人が受け持つ病床数が他の医療機関に比べて多く、医師不足の深刻さを感じた。」、「臼杵市には医師会立病院と連携しやすい環境があり、入院をきっかけに成年後見制度の手続きが進むなど円滑な支援が進んでいる。」、「うすき石仏ねっとは身近だが、活用方法等について詳しく知らないことに気が付いたので、あらためて説明してもらえる機会が欲しい。」などといった発言があり、身近なものでも知らないことは多く、分野を超えた連携を深めるためには、相互理解をさらに進めていく必要があることを全体共有できました。

 

次回のプラットホームでは、よく耳にするものの、制度等について知る機会が少ない分野でもある「若者支援と生活困窮者支援」をテーマに意見交換を予定しています。

 

【配布資料】

・臼杵市Z会議について(臼杵市保険健康課 遠藤氏 資料)

  

・コスモス病院と医療介護連携(コスモス病院 竹村氏 資料)

 

【情報提供】

・臼杵市認知症市民フォーラムのご案内(臼杵市高齢者支援課より)

 

【参考】

うすき石仏ねっとホームページ

http://usukisekibutsu.projectz12.sky.linkclub.com/

臼杵市Z会議ホームページ

http://projectz12.sky.linkclub.com/info/index.html


 【今回参加機関】
TOPへ戻る