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わたしたちは、民間福祉組織としての「自主性」と、
広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。
わたしたちは、民間福祉組織としての「自主性」と、
広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。
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広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。

社会福祉法人臼杵市社会福祉協議会からのお知らせ

令和5年度 第7回うすきプラットフォーム
テーマ 「防災について」
「令和5年度 第7回目のプラットフォームを開催しました」

令和5年うすきプラットフォーム第7回目が開催されました。
はじめに、ユネスコ食文化創造都市臼杵エッセーコンテスト「心に残る思い出ごはん」の案内がありました。
辛い時に食べた母の味、初デートで食べたスイーツの味、優勝した時にチームみんなで食べた食堂のおばちゃんの味など、「思い出の食」をテーマにしたエッセーを募集しています。年齢や性別、在住地域等問わずどなたでも応募でき、優秀作品には賞品が贈られます。原稿用紙600字以内でインターネット・郵送・持参にて応募できますので、皆さんの心に残っている、食に対する思い出を原稿用紙につづってみませんか。応募締切は令和6年1月12日必着です。詳しくは臼杵食文化創造都市推進協議会までお問い合わせください。たくさんのご応募お待ちしております。

さて、今回のテーマは「防災」についてです。地震や風水害などの災害はいつ起こるかわかりません。防災意識を高め災害に備えるために、臼杵市防災危機管理課の和田敬生氏をお招きして講話を行っていただきました。
防災とは文字通り「災害を防ぐ」ことですが、現実的に災害を防ぐことはできません。そのため災害によって被る被害を最小限におさえる「減災」が大事になります。災害について知り、地域の特性を知り、被害想定を知り、対策を立てることが防災・減災につながります。そこでまずは、いざという時に慌てることがないよう、避難に備えた行動を一人ひとりがあらかじめ決めておく「タイムライン」の概要についてビデオと資料を用いて説明があり、そのあと風水害を想定してグループワークを行いました。
ハザードマップが配られて、臼杵市内の土砂災害警戒区域の家または洪水浸水想定区域の家のどちらかを選びます。家屋状況はどちらも同じ平屋・車2台、家族構成・年齢・仕事の有無などは各グループで想定してもらいます。ハザードマップの通り災害が発生した時どのような被害が出るか、誰と避難するか、避難にあたり課題や不安になることはないか、避難先はどこにするかを具体的に考えてもらい、次のような意見が出ました。
・土砂災害警戒区域の家の場合、土砂災害が発生し車を動かすことができなくなる
・洪水浸水想定区域の家の場合、床下浸水、河川氾濫・家屋や車の流出被害が発生する
・レベル3または4で避難、河川の水位等周辺状況を見ながら避難のタイミングを計る
・事前に車を高台に移すなど浸水被害に遭わないようにする
・車1台は浸水被害想定のない場所に移し、もう1台に全員乘り避難所まで行く
・車で避難する人が多いと渋滞になる心配がある、避難所までは歩いた方が良いのでは
・家族全員揃っていれば一緒に避難する
・共働きで日中子どもだけで家にいる場合は、近所の親戚宅に一時避難する
・子どもだけで避難できるか心配、普段から災害時対応を共有し親戚とも関係を築く
・子ども用の避難セットも準備しておく必要がある
・ペットがいる場合は避難所まで一緒に連れていく
 
 各グループから意見が出た後まとめがありました。
 ・レベル4では河川の水位がかなり高くなっているため避難が困難になりやすい
 ・高齢者は避難に時間がかかるため余裕を持って行動する
 ・災害に対する危機感はあると思うが具体的でない事が多い、常に考えておく事が大事
 また、防災危機管理課長の竹尾幸三氏より次のような説明がありました
 ・ペットの避難には「同行避難」と「同伴避難」の2種類がある
・同行避難:ペットは避難所まで来ることはできるが避難所内に入ることはできない
・同伴避難:ペットは避難所の中に入って家族と一緒に過ごすことができる
・同伴避難所は臼杵中央公民館と野津中央公民館の2カ所、臼杵市が県内初設置となる
・タイムラインは南海トラフ地震にも有効のため、具体的に考えておいて欲しい。
・降水確率が70~80%の場合は皆さん傘を持つと思う。南海トラフ地震は30年以内に70~80%の確率で発生すると言われているので、タイムラインを作成しておいて欲しい。

今回のプラットフォームでは災害時に各々がどのような状況になるかを具体的に考える事で、改めて“自分で備える”という意識を高める事ができたのではないかと思います。日頃から顔見知りになって、非常時にお互いが“助けて”と言える関係性はとても重要です。必ず来ると言われている災害に備えて、今後も皆さんと共に集い自分や周囲の人たちが安心して暮らしやすいまちづくりを一緒に考えていきたいと思います。

防災について
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