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わたしたちは、民間福祉組織としての「自主性」と、
広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。
わたしたちは、民間福祉組織としての「自主性」と、
広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。
わたしたちは、民間福祉組織としての「自主性」と、
広く住民や社会福祉関係者に支えられた「公共性」という
二つの側面を持った福祉活動を専門に事業を展開しています。

社会福祉法人臼杵市社会福祉協議会からのお知らせ

令和4年度 第8回うすきプラットフォーム
テーマは「若者支援と困窮者施策について」


第8回うすきプラットホームが開催されました。

今回のテーマは、「若者支援と生活困窮者支援」です。若者支援については、おおいた地域若者サポートステーション県南常設サテライトの石田治美さん、生活困窮者支援については、臼杵市社会福祉協議会の井餘田 正人さんからのミニレクチャーを受け、参加者でグループワーク形式での意見交換を行いました。

 

 「サポステ」と聞くと若者の就労支援だとは分かるものの、具体的にはどのような活動を行っているのか等は知る機会がないのが、多くの関係者の実情でした。

 サポステの対象者は、原則として、①1549歳②就労の意欲があり、一般就労を目指している③働いていない④医師のストップがない となっており、職場定着に向けた支援を行っています。個別や出張といった形式での相談支援をベースに職場見学や体験、集中訓練プログラム、定着支援等、その人に合わせた支援が展開されています。石田さんの所属する県南常設サテライトは佐伯市が拠点ですが、毎週水曜日に臼杵市のハローワークで出張相談を実施してくれています。サポステでできることは、チラシに詳しく記載されていますが、特に「一般職業適性検査(GATB)」を実施することで、職業適性能力と職業の適合性を客観的に測定してもらえます。

 私たち支援機関は、しっかりと「どの機関では、何ができるのか」を知らなければ、支援のためのツールとして活用できません。大変参考になる情報を得ることができました。

 

また、生活困窮者支援については、生活保護に至る手前の「第2のセーフティネット」として知られる制度ですが、他分野の支援者にしてみると多岐に渡るメニューゆえに具体的なイメージを持ちにくい制度かもしれません。制度の意義や本人の状態像に応じたオーダーメイドの支援を提供でき、一人一人の個人支援、世帯丸ごとへの一時的、もしくは長期的な支援を通して、生活困窮の状態から脱することを目的とした支援が行われていることを知ってもらう機会となりました。制度の枠組みと併せて、臼杵市ではどのような運用が図られているのかを知ってもらうこともできました。

その後の意見交換では、「現場にいても知らないことがあり、一般市民だと知らないだろう」、「知らなければ、せっかくの仕組みも活用されない」、「何でも社協に相談すればいいと考えている支援関係者も多い」、「地域から引きこもりの若者の相談が多いが、親と子の想いが異なるため、支援が難しい」、「引きこもりになったから関わるのではなく、日ごろからの関りを持っておくことが大切」、「もう少し早い段階で相談してくれればいいのにと感じるケースが多い」、「企業に理解してもらえれば、就労のチャンスも増える」、「中間的就労の場がある」など、現場の活動で感じている様々な思いが語られました。

この意見交換を通して、地域の中での日常的なつながりこそが重要であることや、相談機関を知ってもらうことの重要性、連携によるメリットの大きさなどを参加者全体で共有することができました。

 

次回のプラットホームでは、「消費者被害と成年後見制度」をテーマに意見交換を予定しています。

 

【配布資料】   

 おおいたサポステチラシ 

出張相談チラシ



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